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本展のタイトル「The sum of now」には、これまで制作してきた表現の総和であると同時に、そこから立ち上がる「これから」への視線を込めています。
私はこれまで、デジタル社会の進展によって変化してきた「景色の見え方」や「世界との接続のあり方」を起点に、〈今〉という時代の感覚を作品として捉えてきました。
本展は、その過程で生まれた複数のシリーズを軸に構成しています。
私たちの生活は、常に画面と共にあります。
移動しながら音楽を聴き、食事をしながら映像を眺め、屋外にいながら映画を観る。
かつては屋内で、ひとつの行為として完結していたデジタル体験は、いまや日常のあらゆる行動と重なり合いながら進行しています。
フィジカルな身体の生活と、デジタルデバイスを介した行為。
この二つはもはや切り離せないものとして、私たちの日常に並走しています。
私は、この「二重化された生活軸」そのものが、現代における風景であると考えています。
本展を通して、〈今〉を可視化することで、フィジカルとデジタルを同時に生きる私たち自身の時代を、あらためて見つめ直すきっかけになれば幸いです。
cocoro nakaura
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